エレクトロニック・レファレンス・システムについて

 

大塚敏夫

このホームページは、電子図書館のエレクトロニック・レファレンス・ルームという想定で、信州豊南短期大学および松商学園短期大学の司書養成課程の講座「レファレンス演習」(大塚敏夫 担当)のために作成しました。

学生は、このレファレンス・ルームのライブラリアンであるという想定のもとに、利用者から電子メールでレファレンスを受け付け、参考図書を利用するとともにインターネット上の資源を最大限活用して調査回答を作成し、電子メールで送付します。

このホームページでは、以下のような機能を用意しています。機能概念図

·         レファレンス・シート

 レファレンス・シートには、電子メールで受理した質問がHTMLファイルに変換されたという想定で質問内容があらかじめ入力作成されています。その他の入力項目は以下の通りです。

 レファレンスID

 質問内容、

 回答内容、

 典拠資料・URL

 最終更新年月日

 このレファレンス・シートは、HTMLの「フォーム」という機能を利用して構築しました。「フォーム」では、電子メールを送る機能がHTML言語として用意されています。

実際の演習では、学生は同時にブラウザを2つ起動し、検索用と回答用(レファレンス・シート)に使用します。インターネットを利用して回答を作成する場合は、検索用のブラウザから回答用のブラウザに検索内容を、複写することができます。回答内容欄は、かなり大きなテキストの入力が可能で、インターネットで検索したホームページの内容をドラッグ&ペーストで貼り付けて転送することができます。担当者名・典拠URLなどを記入し、内容確認後「送信」ボタンをクリックすると、電子メールが質問者に自動的に送信されます。入力誤りがあれば、「クリア」ボタンで内容を削除して、入力をやり直すこともできます。現在のところ、テキスト情報のみの回答で、画像を処理することはできませんが、典拠URL情報を回答するため、利用者はそのURLを利用してさらに関連する情報を探索することも出来るますし、必要ならば画像等の情報を入手することもできます。

 現在は演習に使用しているため、演習問題が入力されています。また、メールは担当教員のもとに送られるように設定されています。

·         レファレンス・リソース(構築中):参考図書の一覧や有用なサイトへのリンク集など

·  レファレンス・ファイル(構築中)::作成したメール・ファイルを保存し、有効な検索機能と組み合わせて、レファレンス・ファイルを作成することが今後の課題です。


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