Microsoft Access2000によるレファレンス・データベースの作成

 

大塚敏夫

2002 Copy Rights. All Rights Reserved

T.レファレンス・データベースの新規作成

1.Microsoft Accessの起動

 [スタート] → [プログラム] → [Microsoft Access]を選択する

 

2.新規データベースの作成

 [空のデータベース]をクリック → [OK]をクリック

 

3.ファイル名を指定する

 ファイル名を「調査研究法学籍番号氏名」として、[作成]をクリックする。

 

4.テーブル作成

次の画面で、[デザインビューでテーブルを作成する]をダブルクリックする。

 

 

5.テーブルのフィールド定義

 テーブルを構成する各フィールドの、フィールド名・データ型などを順次定義していく。

 

 ただし、第1フィールドは関係データベース(Microsoft Access)に必須な主キーとする必要がある。以下のように、フィールド名は「ID」、データ型は「オートナンバー型」とすること。こうすることで、特定のデータを識別するID番号が、データ作成時に自動的に付与される。    

 

主キーの設定

 1フィールドに定義したIDフィールドを主キーに設定します。

IDフィールドをクリックして選択する → IDフィールドをさらに右クリックしてメニューを表示する → 「主キー」をクリックして選択する

 

レファレンス情報を保存するためのテーブルを、以下のように定義する。

 

レファレンス・データベースのデータ項目

l         ID

l         Reference ID

l         質問内容

l         回答内容

l         備考

l         画像1

l         画像2

l         画像3

l         音声1

l         音声2

l         音声3

l         マルチメディア1

l         マルチメディア2

l         マルチメディア3

l         典拠資料1

l         典拠資料2

l         典拠資料3

l         URL1

l         URL2

l         URL3

l         キーワード1

l         キーワード2

l         キーワード3

l         キーワード4

l         キーワード5

l         分類1

l         分類2

l         分類3

 

 

 

テキスト型

 テキスト型のフィールドサイズは、標準では50に設定される。各フィールドを定義する際に必要に応じてフィールドサイズを適宜指定すること。最大255文字まで設定することができる。

                             (質問内容のフィールドサイズを255(最大)に設定)

 

 

メモ型

 255文字以上の文字数が必要な「回答内容」などには、データ型として「メモ型」を選択する。メモ型では、65,535文字までのテキストが収容できる。

 

 

OLEオブジェクト

 画像・音声・動画像などの非テキスト・データは、データ型として「OLEオブジェクト」を選択してください。

(注.OLEObject Linking Embedding

 

 

 

6.テーブル定義の保存

 テーブルの各フィールド定義が終了したならば、この定義情報を保存しておく。

 

 [ファイル] → [名前を付けて保存]を選択し、テーブル名を「レファレンス・データ」とし、[OK]をクリックする。

 

 

 

 

7.レファレンス・データの入力

 引き続いて、データを入力するために[シート](データシートビュー)をクリックする。

 

 以下のような、「データシートビュー」という画面になる。(先程までのテーブルのフィールドを定義していた画面は、「デザインビュー」という。)

 

 

U.レファレンス・データベースの修正

1.フィールド変更

 いったんフィールド定義を行い作成したデータベースも、実際にデータを入力してみて色々不具合を生じることがある。

より多くの文字数が収容できるようにしたい。あるいは、新たなフィールドを追加ないしは削除したいなどである。

 

 [ファイル] → [開く] → ファイル名として各自の「調査研究法学籍番号氏名」のファイルを指定する → [開く]

 

 

 テーブル名「レファレンス・データ」をダブルクリックする。

 

 

 ビュー(デザインビュー)をクリックする。

 

 デザインビューにおいて、必要なフィールド変更を行う。

 

 

2.フィールドの挿入

 新たにフィールドを追加するには、挿入するフィールドの直後のフィールドをクリックして選択した後、右クリックでメニューを表示し、[行の挿入]を選択する。

 ここでは、「挿図等」のフールドの直前に新たなフィールドを追加する場合の例を表示する。

 

 

3.フィールドの削除

 いったん定義したフィールドを削除するには、削除するフィールドをクリックして選択し、さらに右クリックで「行の削除」を選択する。

 

 

 

V.レファレンス・データベースへの入力

 

 

Microsoft Access の起動

              スタート → プログラム → Microsoft Access

 

[既存のファイルを開く] → OK

 

例えば、Eドライブに保存してある「調査研究法学籍番号氏名」という名前のデータベース・ファイルを開く。

              ファイル名をクリック → 開く

 

 

 作成した「レファレンス・データ」というテーブルを開く。

              「レファレンス・データ」をダブル・クリック

 

 

 レファレンス・データを入力してください。

 

OLEオブジェクト型のデータの入力

 インターネットから、画像を取得するとします。

 表示された画像を「右クリック」して、「コピー」を選択してください。

 

 該当するデータ項目を「右クリック」して、「貼り付け」を選択してください。

 

 データが登録されました。

 

 

 入力を終わったならば「レファレンス・データ」テーブルを保存する。

              ファイル → 上書き保存

              ファイル → 閉じる

 

 

 さらに「調査研究法学籍番号氏名」データベースを閉じる。

              ファイル → 閉じる

 

 Microsoft Access の終了

              ファイル → 終了