Microsoft Access2000によるレファレンス・データベースの作成
大塚敏夫
T.レファレンス・データベースの新規作成
1.Microsoft
Accessの起動
[スタート] → [プログラム] → [Microsoft Access]を選択する
2.新規データベースの作成
[空のデータベース]をクリック → [OK]をクリック
3.ファイル名を指定する
ファイル名を「調査研究法学籍番号氏名」として、[作成]をクリックする。
4.テーブル作成
次の画面で、[デザインビューでテーブルを作成する]をダブルクリックする。
5.テーブルのフィールド定義
テーブルを構成する各フィールドの、フィールド名・データ型などを順次定義していく。
ただし、第1フィールドは関係データベース(Microsoft Access)に必須な主キーとする必要がある。以下のように、フィールド名は「ID」、データ型は「オートナンバー型」とすること。こうすることで、特定のデータを識別するID番号が、データ作成時に自動的に付与される。
主キーの設定
第1フィールドに定義したIDフィールドを主キーに設定します。
IDフィールドをクリックして選択する → IDフィールドをさらに右クリックしてメニューを表示する → 「主キー」をクリックして選択する
レファレンス情報を保存するためのテーブルを、以下のように定義する。
レファレンス・データベースのデータ項目
l ID
l Reference ID
l 質問内容
l 回答内容
l 備考
l 画像1
l 画像2
l 画像3
l 音声1
l 音声2
l 音声3
l マルチメディア1
l マルチメディア2
l マルチメディア3
l
典拠資料1
l
典拠資料2
l
典拠資料3
l
URL1
l URL2
l URL3
l キーワード1
l キーワード2
l キーワード3
l キーワード4
l キーワード5
l
分類1
l
分類2
l
分類3
テキスト型
テキスト型のフィールドサイズは、標準では50に設定される。各フィールドを定義する際に必要に応じてフィールドサイズを適宜指定すること。最大255文字まで設定することができる。
(質問内容のフィールドサイズを255(最大)に設定)
メモ型
255文字以上の文字数が必要な「回答内容」などには、データ型として「メモ型」を選択する。メモ型では、65,535文字までのテキストが収容できる。
OLEオブジェクト
画像・音声・動画像などの非テキスト・データは、データ型として「OLEオブジェクト」を選択してください。
(注.OLE:Object Linking Embedding)
6.テーブル定義の保存
テーブルの各フィールド定義が終了したならば、この定義情報を保存しておく。
[ファイル] → [名前を付けて保存]を選択し、テーブル名を「レファレンス・データ」とし、[OK]をクリックする。
7.レファレンス・データの入力
引き続いて、データを入力するために[シート](データシートビュー)をクリックする。
以下のような、「データシートビュー」という画面になる。(先程までのテーブルのフィールドを定義していた画面は、「デザインビュー」という。)
U.レファレンス・データベースの修正
1.フィールド変更
いったんフィールド定義を行い作成したデータベースも、実際にデータを入力してみて色々不具合を生じることがある。
より多くの文字数が収容できるようにしたい。あるいは、新たなフィールドを追加ないしは削除したいなどである。
[ファイル] → [開く] → ファイル名として各自の「調査研究法学籍番号氏名」のファイルを指定する → [開く]
テーブル名「レファレンス・データ」をダブルクリックする。
ビュー(デザインビュー)をクリックする。
デザインビューにおいて、必要なフィールド変更を行う。
2.フィールドの挿入
新たにフィールドを追加するには、挿入するフィールドの直後のフィールドをクリックして選択した後、右クリックでメニューを表示し、[行の挿入]を選択する。
ここでは、「挿図等」のフールドの直前に新たなフィールドを追加する場合の例を表示する。
3.フィールドの削除
いったん定義したフィールドを削除するには、削除するフィールドをクリックして選択し、さらに右クリックで「行の削除」を選択する。
V.レファレンス・データベースへの入力
Microsoft Access の起動
スタート → プログラム → Microsoft Access
[既存のファイルを開く] → OK
例えば、Eドライブに保存してある「調査研究法学籍番号氏名」という名前のデータベース・ファイルを開く。
ファイル名をクリック → 開く
作成した「レファレンス・データ」というテーブルを開く。
「レファレンス・データ」をダブル・クリック
レファレンス・データを入力してください。
OLEオブジェクト型のデータの入力
インターネットから、画像を取得するとします。
表示された画像を「右クリック」して、「コピー」を選択してください。
該当するデータ項目を「右クリック」して、「貼り付け」を選択してください。
データが登録されました。
入力を終わったならば「レファレンス・データ」テーブルを保存する。
ファイル → 上書き保存
ファイル → 閉じる
さらに「調査研究法学籍番号氏名」データベースを閉じる。
ファイル → 閉じる
Microsoft Access の終了
ファイル → 終了